2018年12月21日(金)みづな会 冬の句会

冬の俳句会 2018年12月21日 兼題 小春 小春日 小春日和 小六月
番号 兼題 小春 小春日 小春日和 小六月  詠人 講評 イメージ
小春日に 亡き母のやう 匂ひあり  KS
1 鍋底の  残り雑炊  冬一番  
愛犬と  共に老いたし 小春かな  
小春日や  同じ字面を  二度三度  YK
3 書初めや  マネ、トメ迷い  にじむ墨   
15 喪中はがき  師走のけはい(足音)  運び来る  
小春日や  水面をにらむ  サギ一羽  HY ○〇
4 伸びて咲く  皇帝ダリア  冬の空  
12 冬晴れの  ボール追う声  河川敷  
小春日に  教え子囲む  師のお墓  AT
2 友亡くす  清盛塚に  冬の雨  
14 木瓜の花  季節外れの  深い赤  
小春日や  ほうき片手の  立ち話  MS ◎〇○○
5 はなれ居て  寒の流れに  二羽の鷺   ◎〇○
16 セーターを  ほどく手の先  無の心  
小春日に  タマのあくびの  移りけり  TY
6 蜜柑むく  指にキラリと ペアリング  
13 歳末が  車窓にうつる  酔ひの帰路  
小春空  並木の銀杏  木に高し  ET
7 酉の市  小さき熊手と  わたあめと  
17 年の瀬の  喪中葉書に  家事をとめ   ◎◎
クルクルト 肩に一葉の  小春かな  SK ◎〇
8 風去りて  コスモス一輪  誇らしげ   ○○
18 見上げれば  葉に隠れ咲く  枇杷の花  
小春日の  揺るるかんざし   宮参り  YI ○○
9 禅寺の  雪被る実の  赤深し  
19 人形に(ひとかた)  穢れ(けがれ)託して  大祓(おほはらへ)   ○〇
小春日の  都電の小ゆれ  雑司ヶ谷  HN
11 冬桜   先にもみじ葉  乾門  
20 散り敷ひて  銀杏並木に  カフェテラス  
小春日や  退院まぢか  励むリハ(リハビリテーション)  KO
21 青空や  くるりくるりと  木の葉雨  
22 冬茜  切り絵の如き  寺の屋根   ◎◎
園児らの  握る輪の列  小春かな  HS
23 涙落つ  母の形見の  ショール掛け