夏の俳句会  2017年8月18日 兼題 「暑し、暑さ、暑、暑気」です。  
番号 兼題 「 「暑し、暑さ、暑、暑気」  詠人 講評 要推敲・注 
甲斐にても  心頭滅却  暑さかな  AT  
2 夏盛り 稚児行列や  笑みの列    
13 嫉妬劇  オペラで身震い  薄暑なり    
足場組み  重機の音や  大暑なり  KO  
3 雨近し  大樹の茂り  ざわめいて      
14 汗みづく  連綿の筆  とどめられ    
登りつめ 暑さも吹き飛ぶ  奥ノ院   (身延山久遠寺思親閣)  HN  
4 稜線は  昔のままよ  雲の峰    
15 夕餉終へ  団扇に暮るる  ひと日かな    
犬の椀  氷浮ばせ  猛暑かな  KS  
1 夏の宵  決着つかず  巨人戦    
16 炎天を  突き抜け飛ばせ  甲子園    
窓開けて  風のなき夜の  暑さかな    MS  
9 夫(つま)の背に  蝉止まり来て  車椅子   ◎◎○  
20 芋の葉や  ゆれとどまりて  露ひとつ   ◎◎◎○○○  季重なり
おしゃべりも  豪華な一品  暑気はらい  YI 〇〇〇  
10 神域に  響く柏手  雲の峰    
17 流燈の  選りて離れて  川面ゆく    
グランドに  球児夢追ふ  暑き日々  HS  
7 雨やんで   子と窓越しに  遠花火    
19 ゆるゆると  灯りが巡る  盆の入り    
大暑過ぎ  白き睡蓮  なお清(すが)し  ET ○○ 季重なり
6 パラソルの  影を踏みつつ  灼くる道   季重なり 
12 通り雨  過ぎて青空  せみしぐれ    
砲台の   砦に登る  道暑し  HY ○○  
8 汗ぬぐひ  基板に部品  理科工作   下5字余り 
11 木立抜け  仰ぐ頂き  雲の峰    
暑き汗  スタンド揺らす  応援歌  TY ○○  季重なり
5 桃届く  姉の顔の  匂いかな    
18 孫の手と  バケツのメダカ  土手の道    
窓の外  葉の耀きに  暑さ知り  SK  
21 汗しぶき  声嗄れがれに  渡御(とぎょ)みこし   帝のお出かけ 
22 自慢顔  摘みしトマトの  手にあふれ   ◎◎