夏の俳句会  2016年8月25日 兼題 「緑蔭」です。
番号 兼題 「緑蔭」 & 夏の句  詠人 講評
緑陰や 主なく蓙(ござ)の 手提げ籠 TY ◎○ 主は農作業中
1 白鷺や  蹴って天舞う  水しぶき  
14 実を赤く  天吠えるごとし  唐辛子  
見晴らせる  緑陰に風  ひとしきり  HN
2 熱演に  暑さ忘るる  オペレッタ  
15 甍(いらか)照る  天守の威容  雲の峰     (松本城)  
足止まる   緑蔭の先   待つ陽射し  HY
3 草を刈る   友の背中は  ぬれタオル  
13 暑気払い  山の仲間と   居酒屋で  
緑蔭を   求めジグザグ   犬散歩  KS ○○
4 抜手切る  窓の外は  ビルの峯  (ビル5階のプール)  
緑蔭や   白ブラウスに  汗のしみ  
緑蔭や   かさこそ走る   主はだれ  YK
5 水底で   わがもの顔や   たがめ虫   ◎○
11 夏の田や  生命(いのち)耀き  風にゆれ (青田波)  
緑蔭に   色を映して   水を飲む  MS ◎○
7 トーストに   みかんの花の  香のせ  (窓の外の花の香)  
18 白き砂   車に残し   孫の夏   ◎◎○
公園の  緑蔭に憩ふ(いこふ)  昼下がり  KO
8 ひとり来て  初蝉を聞く  三十番    (秩父札所法雲寺)   ◎○
12  男子400m銀メダル獲得  
駆け抜けて  歓喜の汗や  リオ五輪   ◎○
緑蔭を   占(し)む少年ら   スマホ手に  ET ○○ ポケモンGO
6 夜の更けて  みんみん蝉の  泣き止まぬ  
17 蛾の飛びて  はだか電球  露天の湯  
草引きに  疲れ逃げ込む  緑蔭ぞ  SH
9 夏の朝   小さなラジオに  一、二、三  
16 露天の湯   花びら散らす  百日紅(さるすねり)   ○○
緑蔭に   座る爺婆   肩寄せて  AT
10 生めかし  茄子の丸きを   かぶりつき  
19 朝顔や  五葉の松に   絡み付き