新年(冬)の俳句会  2016年1月22日 兼題 「新年」です。
番号 兼題 「新年」 の句 作者 講評
孫集ふ  母は杖つき  初笑い A
三日より  始める剪定  空青し B
風おいて 正月きたり  静かなり C
初稽古  宴会控え  うきうきと D
禿頭を  撫でて今年の  初鏡  E ◎◎
新年の  誓いを胸に   暦掛け F ○○
初詣   温き陽を背に  最敬礼 G ○○
元朝や  賽銭握りて   おいなりに H
初乗りの  ペダルも軽き  空の澄む I
七草や   孫たちも去ぬ  ふたりして J
初詣    人の数だけ    願いあり K ◎◎○
新春の   人ごみの杜   幸願ふ L
塀きはに   松立て拍   そっと打ち M
新年 
秋の俳句
1 経を読む   墓参の耳に   聖夜かな D
13 歳時記に   言葉を探す   外は雪
2 風呂浸る   チンダル現象  冬西日 A
19 降り注ぐ   露天の風呂に   雪解水(ゆきげ)
3 冬牡丹    こもをかぶりて  競いおり C
15 盆地の端   山白くして    空青し
4 胸元に    柚子引き寄する  湯浴みかな E ◎○○
18 話尽きぬ   榾(ほだ)一塊の  夜の更けて
5 枝の先    一輪二輪       冬の梅 B
14 畑より     届きし大根     鍋みたす
6 服喪にて   鳥居避ければ   寒椿 F ◎○
16 寒風に    手先も鍵も    動かざり
7 元旦に   仰ぐ大仏     空は青 G
17 鏡餅    揚げて頬張る   昼下がり
8 去年より   小さく切った   雑煮餅 H ○○○○
9 初御空   いつもと同じ    犬散歩
10 アルバムの  二十歳の君と   初詣 M
25 水鉢に    うすく氷の    藻を掴み
11 透き徹る   冬の光や    宮の杜 K ◎◎◎○
22 苦吟して   三句選びし   こたつかな
12 雪の朝    初めの一歩    そっと出し L
23 句をつくる   ひとり遊びの  こたつかな ○○○
20 小鳥きて   ポトリポトリと   寒椿 I
24 せがまれて  孫と追ひ羽根   昼下がり ◎○
21 初春の    墨ほんのりと   千字文 J
26 北欧の   冬の雨音      ピチカート