春の句会 2014年3月28日 兼題 シャボン玉 |
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番号 |
兼題の句 |
作者 |
講評 |
イ |
シャボン玉 はじけて遠く 母の声 |
TY |
○○ |
ロ |
シャボン玉 子より大きな 母の声 |
H.N |
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ハ |
シャボン玉 割れて飛び出す 子らの息 |
A.T |
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ニ |
しゃぼんだま 七色映し 空に舞ふ |
S.K |
○ |
ホ |
復興の 願ひ吹き込む シャボン玉 |
K.O |
○ |
ヘ |
色糸に 手提げ彩る しゃぼん玉 |
H.S |
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ト |
シャボン玉 追ひては消えて また追ひて |
S.H |
○○ |
チ |
子らが吹く シャボン玉の 連射銃 |
H.Y |
○ |
リ |
大空へ 夢を運ぶよ シャボン玉 |
Y.K |
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ヌ |
息凝らし わづか膨らむ シャボン玉 |
E.T |
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ル |
青空に しゃぼんの玉を 泳がせる |
Y.I |
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ヲ |
シャボン玉 心移して そっと吹く |
K.S |
○ |
ワ |
手のひらに のせてみたいな シャボン玉 |
M.S |
◎ |
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春の句 |
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1 |
よくもまあ がんばったな ふきのとう |
TY |
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14 |
試験日の 孫走り行く 朝の門 |
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入学試験 |
2 |
水仙の 四方八方 向きて咲く |
A.T |
○ |
15 |
白木蓮 シュークリームの ごときかな |
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3 |
ランドセル また持ち出して 卒園児 |
H.N |
◎◎○ |
16 |
新築の 家に招かれ 花ミモザ |
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○ |
4 |
子が摘みて これなあにと訊く つくしんぼ |
S.K |
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17 |
白球追う 汗に桜花の 影落とす |
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○ |
5 |
邪気はらふ 母手作りの よもぎもち |
K.O |
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13 |
なみだ溜め バス乗りし児 はや卒園 |
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6 |
サンシュユの 花色けぶる けさの雨 |
H.S |
◎ |
18 |
イヌフグリ 気付けばあわれ 靴の下 |
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7 |
もういくつ トンネルくぐると 桃源郷 |
Y.K |
○ |
20 |
母と見た 窓の向かう 山笑う |
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○ |
8 |
風に乗せ 季(とき)を告げたる 沈丁花 |
H.Y |
◎○ |
19 |
百仏 蓮台に招く 白木蓮 |
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◎ |
9 |
かすみ越し 雪山の端は なごみあり |
S.H |
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21 |
赤み増す 木々の梢や 根には雪 |
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○ |
10 |
春風に 勇姿くづるる さかさ富士 |
E.T |
○ |
22 |
残雪を 融かし群れ咲く 座禅草 |
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○ |
11 |
春匂ふ 犬とまどろむ ベントかな |
K.S |
○ |
23 |
シャボン玉 お日さま透かして はじけゆく |
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12 |
春の日に 土やはらぎて 芽のいづる |
M.S |
○○ |
25 |
このいのち いくとせ見ゆる 花吹雪 |
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◎ |
24 |
奥津城に 至る石段 落ち椿 |
Y.I |
◎ |
26 |
蒼天に 白き華やぎ 辛夷咲く |
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◎○○ |
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イヌノフグリ
(実の形が「ふぐり」に似ているから、牧野富太郎が和名を)) |