冬の句会  2014年2月28日 兼題 寒の入り、寒、大寒、小寒冬の句会  201小寒
番号 兼題の句 作者 講評
大寒や    身の縮むなり   腹も減り AT
ごみ出しの  小走りとなる   寒の内 HN ○○○○
少年の    眉も凛凛しく   寒稽古 YI
節分を    暦に確かむ   寒の入り ET
きっぱりと  君(犬)に引かれて   寒の朝 KS
寒の中    ヒートテックよ  威力増せ KO
主(あるじ)なき  リード手に取る  寒き朝 MS ◎○○
残り実を    つけて飯桐    寒に凍む TY ○○
七七日(なななぬか) 骨を納めし  寒の朝 HY
手袋に    マフラーパッチ    寒の入り SK
大寒に    私の影も    縮こまる  YK ◎○
飲んだかね  再度の問に   寒さ増す SH
ベッドから   出るのを躊躇   寒の入り HS
冬の句
1 いつの日か  消える定めの  深雪かな AT
14 雑煮餅     小さく分けて   母の分 ◎◎○
2 雪もよひ  問題用紙    配られ来 HN
15 天井に   雪明りある   目覚めかな ◎◎◎○
3 温き陽に  あしもと濡らす  雪しずり  ET
17 風見鶏    ちさきトサカに   雪帽子
4 舞い降りて   南天の実    綿帽子 SK
18 故郷に    一メータの雪    母想う
5 雪掻きの   ボランティアで行く   独居屋 HY
7 冬の梅    導く邂逅       三溪園
6 木枯らしに   えりかきあわす  散歩道 YK
12 一周忌     吹雪の中に    友の声
8 掻く横に    ドサッとびっくり   塀の雪 TY
11 シャッキ シャキと  霜ふみ遊ぶ   土手の道
9 寒卵      白いご飯に   笑みきたる(うかぶ) KS
10 雪しんしん   怖くもあり   うれしくもあり ○○
13 書初めや    夢おどり立つ   紙の上 YI
16 友摘みし    青菜散らせし   雑煮かな
19 七草の    旧き名とどめる   童歌 KO ◎○
20 凍雲に    明日の履物     選びおり
21 一周忌    一輪二輪    寒ざくら MS
22 雪の日に   ローソク灯して   物語り
23 寒風も     孫子連れて   いちご狩り SH ○○○
24 雪一色    一本の道の    うれしさよ ○○○
25 雪しまき   不安点滅     赤色燈 HS
26 冬五輪    眠さ忘れて    涙して