2013年2月22日 みづな会 俳句会  詠人 講評  
番号 季題  寒椿               寒椿(小石川植物園)
1 しんしんと 墨絵の庭に 寒椿  HS
2 寒椿 白き化粧に 紅をさし  HY
3 荒みたる 庭に一木 寒椿  HN
4 みつけたり 露地にひっそり 寒椿  KS
5 色深き あかあかあかの 寒椿  AT
6 父逝きて 鳥来て遊ぶ 冬椿  MS
7 寒椿 まろき蕾に 雪つもり  ET
8 うすき陽をあつめて紅し 冬椿  YI ○○○
9 寒椿 塒ざわめく 落花の音  SK
   
番号 自由題
         まんさくの花(小石川植物園) 
a-1 はっきりと 母の寝言や 夜半の冬  AT 
a-2 土踏みて 白に光ぬ 八重椿
b-1 山茶花の 朱き一輪 雪の垣  ET 
b-2 初氷 うすき面(おもて)に 陽を反(かえ)す ○○
c-1 松飾 いつもの朝も 新しき  MS
c-2 雪かきに 見知らぬ人の ありがとう
d-1 福は内 犬も十粒 豆つまむ  KS
d-2 書初めや 力余って 筆走る
e-1 木枯らしや 小さき雀 ふくらまし  YI ◎◎
e-2 うすうすと 雪もつ笹の しなりかな ○○
f-1 まんさくの 花ほぐれたり 縺(もつ)れたり  HN ◎◎◎○
f-2 涅槃西風 ガイド出迎ふ 島港
g-1 隣家より 声にほほ笑む 追儺(ついな)の夜  HS
g-2 息切れし 手すり掴めば 雪の富士
h-1 葉衣を 脱ぎ捨ておどる 冬木立  HY
h-2 初孫を 交えて集う 掘炬燵
i-1 青空に 落ちなむとす 雪つらら  SK
i-2 初雪に 耐えて万両 しなやかに ◎○