春の俳句会  2017年2月24日 兼題 「春の雨」、春雨 です。
番号 兼題 「春の雨」、春雨 & 春の句(冬も可)  詠人 講評
春の雨  雫転がる  小さき葉に  ET
2 日脚伸ぶる  茜の空に  児らの声  
14 青空に  黄の蝋梅の  花盛る  
診察終へ  駅行く肩に  春の雨  HY
3 岩登る  人へも香る  梅の花  
13 土手の菜が  そろってお辞儀  春一番   ○○
春雨に  伸びる梢の  紅増して    SH ◎○○
7 雪の風呂  木々に花咲き  光る朝  
18 春近し  梢の雪に  光あり  
春雨に  ピアノの調べ  とけてゆく    KS
4 春の野に  亡き友出でて  笑ひける  
15 愛犬と  年を重ねて  春の午後  
背戸の葉に  滴残して  春の雨  TY
1 柔肌の  蕾や若き  紫木蓮  
17 遠まわり  朝の社の  匂い梅   ◎○○
野に畑に  地のゆるみそむ  春の雨  HN ○○
6 犬のふぐり  かがめば畦の  瑠璃の群れ  
19 追伸に  ふきのたう採り  報(しら)さるる   
ひとつ傘  並んで歩く  春の雨  MS ◎○
8 沈丁花  雨戸をしめて  また明日  
22 ビルの上  星云見ゆる  寒夜かな  
受かったよ  春雨うれし  写メの顔  HS ◎○
9 青空や  ピンクの岸と  金目鯛  
21 春一番  カラスも彷徨う  土けむり  
道しるべ  濡らす音なき  春の雨  YI ◎○
5 閉店の  はり紙たたく  春嵐   ◎○○○○
20 被せ藁の(きせわら) 育む紅や  寒牡丹   ◎◎◎
起こされて  みみずくねくね  春の雨  SK ○○
10 初午や  囃子にデビュー  ばち捌き  
12 川面には  葉の花ゆれて  遊歩道  
古希むかへ  傘なく歩け  春の雨  ST
11 塩鮭の  赤鮮やかに  箸の先  
16 平穏な  日々を願って  日記買う  
茶の畝に  春の雨ふる  二七日(ふたなぬか)  KO
23 空気冴え  風邪と日足で  大根干す   ◎○
24 故郷や  痺れる水と  八つ颪(おろし)