夏の句会  2013年7月26日 兼題  冷奴  
番号 兼題の句 作者 講評  イメージ
1 青じそで   おしゃれしたのね   冷奴 YK ◎○
2 死に様を   考えつつも       冷奴 AT
3 兄と食う   男夕げや        冷やっこ TY ○○
4 箸にとる    緊張がすき     冷奴 HN
5 呑むほどに  箸から逃げる    冷奴   YI ◎◎
6 薬味のせ   急ぎの膳の     冷奴 MS
7 冷奴   茗荷を添えて    摘(つまみ)みもの ET  
8 冷や奴    今日はみょうがか  箸すすむ KS
9 冷え豆腐   はじける孫の     ほほに似て SK
10 雨降山    詣でし後で      冷奴 HY
11 川風に    ひんやり染みる  冷奴 HS
12 丸い背に   箸さきゆれて    冷奴 SK
夏の句  
a-1 大漁旗   赤銅の背に   汗ひかる YI  
a-2 内戦の   ニュース聞きつつ  胡瓜きざむ
b-1 ふるさとの   プール帰り    かき氷 YK  
b-2 昼下がり    筆休めれば   せみ時雨
c-1 愛犬の    歩みも遅く     道燃ゆる KS  
c-2 薬局の    軒にカーテン    ゴーヤかな
d-1 幼子も     手にした金魚も   飛び跳ねる HS  
d-2 夕げ時    スダレを通す      笑い声 ○○
e-1 姑の     日傘と共に     歳重ね MS  
e-2 緑陰に    木漏れ日踊り   風わたる
f-1 咲き盛る   空き家の庭に   百日紅(さるすべり) ET ◎◎◎○  
f-2 水茄子を   ざっくり切って   ひと塩に
g-1 丈伸びて   支柱が頼り    夏の菊 SK  
g-2
h-1 朝顔の    花芽が十五    昼下がり AT  
h-2 医者いらず  本読みながら   昼寝かな
i-1 片蔭を    抜け片蔭へ    逸(はや)る足 HN  
i-2 酢の味を   強めに利かせ   夏料理 ○○
j-1 ちっちゃな手  ちっちゃな浴衣   下駄の音 TY  
j-2 見つけたり    鉢藻の裏の   メダカの子 ◎○
k-1 甲州の    夏の日負けずに   房つくり HY  
k-2 杉木立    白くつつむや     なつの霧