平成25年4月19日 原宿 みづな会 春の句会  
番号 桜関連の季題を含む春の句 作者 講評  
1−1 咲き急ぐ    桜に潔さ       ありにけり Y.I
        諸葛菜(ショカツサイ) 
7−1 己が身を    風にまかせる    雪柳 ○○○○
11-2 諸葛菜     今年も家の     建たぬ土地
1−2 春嵐      身も傘をも      庇ひつつ   H.S ○○
5−3 せせらぎに   花筏追う      かくれ道 ○○○
8−1 逝く人の     柩が進む      花の影
1−3 花の下      犬と並んで     本を読む M.S
4−1 野のスミレ    ひとつふたつ   鉢のすみ
8−2 春風に      向かひて一歩   あたらしき ○○
2−1 気配あり     先に浄土の    花の闇 A.T
8−3 歩みつつ     珊瑚婚式      若葉風
11−1 隅田川      眼下に小さき    花の雲
2−2 突風に      桜花びら       わが髪に E.T  
5−1 目を見張る    かえで若葉     萌ゆる赤  
9−2 つかの間の    車窓の花見      目黒川 ○○  
2−3 生き延びて    蔓を伸ばして     鉄線の花(クレマチス) S.K
     のらぼう菜(かき菜)  
6−3 ランドセル     背負ひてポーズ   一年生 ○○○
9−1 早咲きて      風に舞ひ行く     桜花(さくらばな)
3−1 老木の       花仰ぎつつ      ひと巡り H.N
7−2 南斜面        墓所整然と     山笑ふ
10−1 喜びを        空いつぱいに     揚雲雀
3−2 亡き母を      今年もしのぶ     花の下 K.S
6−1 わが犬は     飛ばされないぞ    春一番
10−2 春めいて     夫とそぞろ        天空の庭
3−3 蜜蜂も       喜び来る         棚の藤 K.O
6−2 秩父路に      米散らすごと      山桜 ○○
10−1 作るすべ      教えてのらぼう     商へり
4−2 神田川       桜に染むる        水面かな Y.k ○○
7−3 水ぬるむ      田んぼの畔に     ヒキガエル  
11−3 帰り道        おぼろにかすむ    丸い月  
4−3 満開の        花見る小道      乙女像  H.Y  
5−2 昨年は        花見し道を      通夜に行く  
9−3 土手の原      白く流るる      諸葛菜